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まだいる

もう七月なんだけど、ムクドリの家族は雨戸の戸袋に作った巣からまだ出て行かない。
ギャーギャーとうるさい鳴き声は相変わらず。夜中はガタガタと物音を立てて、糞はそこが便所とでも思っているのか我が愛車の上に投下し続けている。
いい加減、子供はもう飛べるだろう。そろそろ出て行って欲しいんだが。
まさかと思うけど、こいつら戸袋の巣をマイホームにしようと思ってるんじゃないだろうな…、と不安になってきた。
許しませんよ、そんな暴挙は。こっちは子供が巣立つまでという前提で仮初めの軒下を貸してやってんだ。
大体、この俺の菩薩のような慈悲のお陰でカラスや猫に襲われる心配もない快適な場所に住めているってのに、その恩情に感謝するどころか、目が合うだけで親の仇のようにギャーギャーと叫び、それだけでは飽き足らずに人の車をクソまみれにしやがって。
憎たらしい鳥だよ。
こいつらの所業を見ていると、インコのピーは本当に可愛かったなぁ…、と思い出しては切なくなる。

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